長崎市の済生会長崎病院が4月、医療従事者の優先接種で余った新型コロナワクチンを医療従事者の家族に打っていたことが分かりました。 病院によりますと、4月上旬、病院の医療従事者に1瓶当たり5回の優先接種を続けていた際、急に辞退者が出るなどして、解凍後、使用途中のワクチンが余ったため、急遽、医療従事者の家族ら約10人に接種したということです。 このうち50代の事務部長の60代の妻には、病院の医師が「家が近い」という理由で、帰宅途中、自宅に立ち寄って接種を行いました。家族らは全員2回目の接種も、4月下旬、余ったワクチンを使って行ったということです。 病院は、他にワクチンを打てる院内の医療従事者がいなかったことや、既に解凍したワクチンを付近の医療機関の従事者などを呼んで接種する時間的余裕もないと判断したこと、4月に河野大臣が、余った高齢者用のワクチンが廃棄された事例を受けて「接種対象者に全く制約はな
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