ヤマト運輸、宅急便初の未配発覚 メール便自宅倉庫に山積み ヤマト運輸(東京)は15日、北海道帯広市内の配達を委託していた男性社員(59)が2002年ごろから今月にかけ、配達予定だった商品カタログなどのメール便2119通と宅急便19個を配達せず、自宅に放置していたと発表した。 ヤマト運輸によると、同社は06年から、委託配達員による大量のメール便放置が相次ぎ、今年8月にも兵庫県西宮市の事業所でも見つかったばかりだが、正社員による未配達が発覚したのは初。またメール便ではなく、到着時に押印やサインが必要な宅急便の放置が見つかったのも初めてという。 同社によると、社員は会社に連絡しないまま自宅倉庫に放置。今月8日、配達先からの苦情で発覚した。社員は「メール便が増え、体力的にきつくなった。後で配達しようと思った」と話しているという。同社は処分を検討する。