リシチャンシク、ウクライナ、7月6日(AP)― ウクライナ東部の工業地帯ドンバス地方を形成するルハンシク州全域を掌握したロシア軍が、ドネツク州制圧を目指して兵力を指向するなか、西側諸国から供与された長距離砲やロケット砲が順次戦線に投入されており、ウクライナ軍の反撃が始まろうとしている。 その一つが、フランスから供与された52口径155ミリ装輪式自走榴弾砲「カエサル」だ。 カエサルはトラックの荷台に榴弾砲を載せただけで、自動装填装置は装備されておらず、積載可能な砲弾も18発と限定されているが、展開や撤収に要する時間が1分と短いことが利点だ。 (日本語翻訳・編集 アフロ)