ツイッターを見ていたら「コラージュ川柳」という謎の言葉が目に飛び込んできた。川柳といったら俳句と同じ〈5・7・5〉の定型詩だよね。俳句との違いはいくつかあるが、簡単にいえば俳句が文語体であるのに対して、川柳は口語体でよい。それに季語も必要としない。つまり、面倒な制約にしばられることなく、自由に楽しめる表現形式だといえる。 で、コラージュ川柳というのは、新聞の見出しから5文字と7文字の単語を切り抜いて、それらを組み合わせて作る川柳なのだった。いったいどんな人たちが、どのようにしてコラージュ川柳を生み出しているのか? その現場を目撃するため、ぼくは京都に向かった。