無題のドキュメント 旧館
印刷 関連トピックスドバイ秋の夜空を焦がす「松明あかし」=2010年11月13日、福島県須賀川市の五老山、関田航撮影 日本三大火祭りに数えられ、今年は11月12日に開かれる福島県須賀川市の「松明(たいまつ)あかし」の実行委員会が、たいまつの材料となるカヤや竹を全国から募っている。高さ10メートルの大松明を中心に約30本の炎が夜空を赤く染める伝統行事だが、地元産の材料から微量ながら放射性物質が検出されたためだ。 7月に須賀川市内で採取したカヤを専門機関が分析したところ、1キロあたり84ベクレルの放射性セシウムが検出された。市の環境放射線アドバイザーは「燃やしても健康には問題ない」との意見だったが、実行委に影響を心配する声が寄せられ、「安全と安心が最優先だ」として材料を他地域から求めることを決めた。 実行委員長の橋本克也市長が2日、記者会見し「そもそもが慰霊と鎮魂のための行事。こんな時だ
東日本大震災で被災した岩手県大槌町で1日、町の復興を祈る、地元の郷土芸能「臼澤鹿子踊(うすざわししおどり)」が行われた。 明治三陸地震(1896年)や昭和三陸地震(1933年)で被災した際も、犠牲者を追悼するために舞われたと伝えられていることから、同町臼澤地区の保存会が実施した。本来は豊作を祈って秋に催される。 この日は、鹿のお面をつけた法被姿の保存会員約40人が、太鼓や笛の音に合わせて踊りを披露した。同町では人口約1万5000人のうち733人が死亡、952人が行方不明となっている。 笛を吹いた会社員阿部薫さん(57)も、妻の久美子さん(51)が行方不明のまま。「これまで一緒に祭りに参加してきた妻を思い出して涙が出た。気持ちを切り替えて一歩前進したい」と目を潤ませていた。
桜が満開となり、花見を自粛するムードが漂っていた東京の桜の名所は7日、大勢の人でにぎわった。 「何もかも自粛していては活力が損なわれる」。桜の下にシートを広げて食事や酒を楽しむ人々からはそんな声が聞かれ、宴会自粛を求める看板を撤去する公園も出てきた。商店街などでは、桜まつりを復興イベントに切り替えて実施する動きが広がりつつある。 ◆昼の宴会 春の陽気に包まれたこの日、ソメイヨシノが満開となった上野公園(東京都台東区)では大勢の花見客が詰めかけ、桜をカメラに収めていた。食事を楽しむ人々も多く、酒を酌み交わすグループもあちこちで見られた。 昼頃、同僚3人と日本酒や缶ビールを飲んでいた川崎市の会社員(58)は「バカ騒ぎはすべきではないが、花見を楽しむのは構わないと思う。全部自粛では日本の経済がダメになる」。埼玉県富士見市の会社員(35)は「本当は夜までやるつもりだったけど、昼の宴会だけにした」と
数百騎の騎馬武者が旗を奪い合う相馬野馬追の「神旗争奪戦」=昨年7月24日、福島県南相馬市原町区津波は加藤さん宅のそばまで来たが、野馬追のために飼っているサラブレッド「オンワードレイク」は無事だった=福島県南相馬市鹿島区、大和田写す 津波被害と原発事故で、千年の伝統があり戦争中も途切れなかったとされる福島県相馬地方の「相馬野馬追(のまおい)」が存続の危機だ。しかし住民たちからは復興に向けた精神的支柱として、開催したいとの声が上がっている。 相馬野馬追は毎年7月下旬、同県の南相馬市と相馬市を中心に開かれる。旧相馬中村藩領の郷(ごう)と呼ばれる五つの地域の騎馬会から、約500騎の甲冑(かっちゅう)騎馬武者が集結する勇壮な祭りだ。 だが両市の沿岸部は津波で壊滅的な被害を受け、今も行方不明者の捜索が続く。 さらに福島第一原発の事故で、主会場の南相馬市は避難指示、屋内退避、何の指示もない地域の
東日本大震災を受け、東北の桜の名所がイベントの見直しを進めている。夜間照明などの演出を抑えるとともに、被災地支援も打ち出そうと知恵を絞る。「東北再興の足掛かりに」「お祭り気分になれない」。揺れる気持ちの中で、関係者は開花のシーズンを迎える。 例年150万人が訪れる仙北市の「角館桜まつり」は22日の開幕を前に「がんばろう東北 角館の桜」と名称変更した。地元の角館町観光協会は「被災者の現状を思うと『まつり』の言葉は使えなかった。現在、チャリティーイベントを計画している」と語る。 イベント期間は例年より6日短縮した。節電に協力するため、夜間のライトアップの規模を縮小し、終了時間も2時間前倒しする。 東北最多の250万人を集める弘前市の「弘前さくらまつり」も、ライトアップ時間の短縮を検討する。23日の開幕に向け、被災者を会場に招待するなど復興支援の企画が練られている。 弘前市旅館ホテル組合
東京の夏の風物詩となっている東京湾大華火祭(中央区など主催、朝日新聞社など後援)の今年の開催中止が22日、決まった。東日本大震災を考慮した。中止は、強風の影響で開催できなかった1997年の第10回以来2回目。 今年は8月13日に予定していた。中央区の矢田美英区長は「現在、31万人にのぼる避難者が厳しい生活を強いられている。こうした被災地の状況を考慮し、中止することにした」との談話を発表した。 昨年は晴海ふ頭などで実施。約1万2千発が上がり、約70万人の人出があった。
勇壮な神輿(みこし)渡御で知られる浅草・三社祭(浅草神社例大祭)が中止されることになった。浅草神社と浅草神社奉賛会が20日、東日本大震災の被災を考慮し、決めた。 今年は5月20〜22日に予定していたが、21日の例大祭式典のみ、被災地の早期復興への願いを込めて行う。神輿渡御はとりやめる。戦後、祭りが今の形になって以来、中止は初めて。 奉賛会の内田宗孝事務局長は「大きな被害者を出した現状を考えると、自粛すべきだと判断した」と話している。昨年の祭り期間の人出は約160万人に上った。
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