大阪のジューク系ビートメイカーによる4枚目のEP。ジューク/フットワークが関西方面を中心に盛り上がっていることについては、『ミュージック・マガジン』のCRZKNY評で原雅明さんが、「音楽的な教養があってジャンクを愛でる日本独特の音好きの系譜」が関西に強く受け継がれていて、ジュークは「そうした日本的な受容と再解釈を可能にする優れたプラットフォーム」として機能しているのでは?と指摘されていて、なるほどと思った。以前、サタポことsatanicpornocultshopは、音楽的な縛りがBPMにしかないというジュークの自由度を利用して雑食的にさまざまな音楽を取り入れていると書いたけれど、原さんの言うように、それは過去にはノイズやらニューウェーヴ/パンクといったかたちをとっていて、いま最もヒップなのがジューク、というところなのだろう。で、このPICNIC WOMENの、極めて洗練されたアーバンな音楽