連休が明けたら、急に寒くなった。 台風は直撃を免れたものの、しとしとと雨が降り続いた一週間だった。 土曜の今日は晴れるかと期待していたが、細かい雨が一日降り続いた。 ざあざあ降りではなかったので、カメラを持って、千駄ヶ谷付近をぶらぶら散歩。持っててよかった防塵防滴カメラ&レンズ。 鳩森八幡神社。 芍薬……とまちがえたムクゲが見頃。花の中にイチモンジセセリが雨宿りしていた。 ほたほた歩いて、千駄ヶ谷門から新宿御苑に。 わぁ、誰もいない。疎! 人影のない林の中に、明るい雨が降り注いでいる。 明るい雨といえば、宮沢賢治の『春と修羅』の中でよく降っている。 たとえば「小岩井農場」 ひとりのむすめがきれいにわらつて起きあがる みんなはあかるい雨の中ですうすうねむる これら実在の現象のなかから あたらしくまつすぐに起て 明るい雨がこんなにたのしくそそぐのに おなじく「第四梯形」 青い抱擁衝動や 明るい