『仕事と家庭は両立できない?-「女性が輝く社会」のウソとホント』(アン=マリー・スローター著)の日本語版解説を書かせていただきました。 著者は、ホワイトハウス高官というキャリアの一大チャンスを得て、二人の息子を夫に託して単身赴任しました。しかし、中学生の長男が問題行動を繰り返すようになってしまいます。葛藤の末、2年で退任することを決めました。この経験に基づき、スローターさんは『女性は仕事と家庭を両立できない!?』(原題:Why Women Still Can't Have It All)という論考を2012年に発表。フェイスブックCOOシェリル・サンドバーグさんの『リーン・イン』出版からまだ数か月という時期だったこともあり、たいへんな話題になりました。この論考を起点に、3年かけて考察を深め執筆されたのが、本書です。 私達が直面している問題は「男性/女性」の構図でも、「仕事と家庭」の両立(あ
![男性に教えられた『仕事と家庭は両立できない?』|篠田真貴子| エール |『LISTEN』監訳](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/97400abdf5858603e75957cf422cb89aeefdc376/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F4799471%2Frectangle_large_13e5083764c03a3eda5800a4f87da7ae.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)