CPC型広告モデルの誤解 ネットメディアの主な収益源は広告収入かサービス課金である。スマートフォンメディアでも状況は同じ。広告収入に依存するビジネスモデルの導入はサービス課金と比較して参入障壁が低く、個人で簡単にアプリを作れる開発者にとっては非常に魅力的である。それだけに数多くの個人/企業が広告収入モデルを採用しているのだが、実はここに多くの誤解があることも事実。今回は特にスマートフォンメディアを運営する際の広告収入モデルに関する誤解を解く。 スマートフォンメディアの広告収入を軸としたビジネスはどのような仕組みになっているのだろうか? 多くは、ユーザーがクリックした際に課金が発生する「CPC型広告」モデルである。この収益モデルのプロセスを分解すると、下記の図のようになる。 (1)~(3)の全ての要素の値(広告表示回数、クリック率、クリック単価)を大きくすれば全体の収益が大きくなる、というの
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