Published 2023/06/26 16:23 (JST) Updated 2023/06/26 17:24 (JST) ホンダが東京駅前の旧本社「ホンダ八重洲ビル」内に維持してきた創業者本田宗一郎の執務室が、周辺地区の再開発に伴うビル解体でなくなることが26日、分かった。移築はせず、室内のゆかりの品はホンダ関連施設で保管し、一般には公開しない。ホンダは本田宗一郎の遺志を尊重し「創業者を神格化していないため」と説明している。 本田宗一郎は「創業者といえども一個人である」「(自分の)写真を飾るのも嫌いなんだ」と語っていたという。ホンダは執務室を生前のまま残してきた一方、これまでも存在をアピールしたり、公開したりはしていなかった。 ホンダによると、本田宗一郎は1985年9月から91年7月まで八重洲ビルの執務室を使い、91年8月に84歳で死去した。執務机には地球儀や将棋盤、趣味だった絵画の
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