東京電力によると、今回のトラブルの原因は、原子炉の核分裂反応を抑える制御棒を操作する制御盤にあるインバーター(電力変換器)に備えられた電流の異常を検知する機能で、不必要に高い感度に設定していたことだった。 トラブル発生後の調査で、インバーターと制御棒を動かすモーターを組み合わせると、電流が安定して流れるようになるまでの時間がまれに遅くなることが判明。この遅れを、断線などの異常が発生したと誤検知し、警報が出たという。また、非常に短い時間で検知する設定になっていた。こうした遅れが生じることや、インバーター自体には問題はないとしている。 電流の異常を検知する機能は、不具合が起きた際に原因を特定しやすくするため、2023年にインバーターを交換した際に追加された。制御棒に異常があればモーターを止めて警報が出る別の仕組みがあるため、安全上必要な機能ではないという。今回、再発防止策として検知しない設定に

