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ブックマーク / dailyportalz.jp (90)

  • 「ビル山水」を鑑賞する :: デイリーポータルZ

    「そんなものあったっけ?」と思われる方が大勢いらっしゃると思う。心当たりのない方は、今すぐ街へ出てビルの入り口を見てみてほしい。律儀にあるんですよ。 ぼくはこれの正式名称を知らない。単に「植え込み」とか「緑地」とか言っていそうな気がする。律儀な彼らにぼくはもっと素敵な名前を付けてやらなければならないと思う。名付けて「ビル山水」だ。 「山水」とは築山と水がある庭園の呼び名。来水あってこその山水であり、したがってこのビル入り口脇の植え込みをそう呼ぶのは間違いと思われる方もいらっしゃるかもしれない。(水があろうとなかろうとそもそも間違いだという意見はこの際無視したい) しかし、山水と呼びたくなる雰囲気があるのだ。なぜか植物だけではなく、石もレイアウトされているのがそれだ。これはあきらかに「庭園」を意識していると思う。だってべつに機能的にはいらないもん、石。

  • プラレールの車窓から :: デイリーポータルZ

    プラレールを走らせるのは楽しい。 童心に帰る、とかでなく大人がやって素で楽しい。当だ。 そしてやってるうちに誰もが考えることは、自分が小さくなってこのプラレールに乗ったらどんな景色が見えるんだろう? ということではないだろうか。 というわけで、プラレールの車窓から。 今日は我が家の中をグルグル回ります。 ニフティの提供でお届けします。 (text by T・斎藤) おもに大人がハマるプラレール 娘の4歳の誕生日にプラレールを買ってあげて以来、プラレールで遊んでいるのは主に私だ。娘の方はプラレールをままごとの道具のようにお椀によそったり両手に持って踊ったりしていて、あまり真剣じゃない。 この“子供に買って親がハマる”パターンは実に多いらしく、知人も一時期「熱病のようにハマった」とコメントしていたし、ミクシィのプラレール・コミュなどを見ても、「お前は俺か?」的意見のオンパレードだ。 私がどれ

  • 古ビル探訪 :: デイリーポータルZ

    出会いは渋谷の宮益坂だった。偶然あなたに出会った僕は、しばらくそこで立ち止まってしまった。中に置き忘れてきたものがあるような気がして、僕はあなたに立ち入った。その頃にはすっかりあなたのとりこになっていた。 僕と古ビルとの出会いはそんなところだった。子どもの頃から古いビルには出会っていた気がするが、その魅力に気づいたのは最近だ。 古いビルはいい。面白い。今日は僕が所有者に頼み込んで撮影許可をいただいた都内の3つのいかしたビルを紹介したいと思う。 (text by 梅田カズヒコ)

  • 首都高を歩かせてもらった :: デイリーポータルZ

    このサイトについて 土曜ワイド工場 つぎへ > Ad by DailyPortalZ ▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ オモテ ウラ 個人情報保護ポリシー © DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.

  • 小樽にて、レトロにがんばる建物 :: デイリーポータルZ

    小樽はかつて明治後期から昭和初期にかけては「北のウォール街」と呼ばれるほど発展した街だったそうで、現在もその名残りとして、古い建物がたくさん残っています。 そんなレトロな建物を、雰囲気をいかして観光地にしたり、オシャレな飲店として再利用したり…というのは、他の観光地でもよくありますね。 そういった建物は観光で来た時に見てもらうとして、今回は観光以外で使われているレトロな建物を探してみました。 また後半は、レトロな町の景観を維持すべく奮闘している建物を紹介します。 (text by 加藤 和美) ■小樽はむかし「北のウォール街」だった まずは見た目にも立派な石造りの建物から。 ほとんどが、小樽市指定の歴史的建造物に指定されています(そうでない建物もあります)。 建てられたのはほとんど明治~昭和初期で、今から見ると規模が小さいながら、外観の意匠や使われている素材も「ほんもの」で、現在ではなか

  • そういえばリニアはどうなった? :: デイリーポータルZ

    中央高速を通って山梨県から富士山の方に向かうとき、高速の上に10年くらい前にできたリニアモーターカーの実験線の橋が架かっています。 僕も何度か通ったことがありますが、そういえば物が走っているところを見たことがありません。今でも実験は行なわれているのでしょうか。 実際のところどうなのか、見に行ってみました。 (萩原 雅紀) いつの間にか未来だった 僕らが子供の頃から「未来の乗り物」と言われていたリニアモーターカー。 しかしひとくちにリニアモーターカーと言ってもその種類は様々で、例えば都心を走っている大江戸線もリニアモーターカーの一種だった、なんて知識としては頭の片隅にあっても、普段乗る時には意識しないですよね。 浮上式のリニアモーターカーも「リニモ」や「上海トランスラピッド」でとうとう実用化され、僕らはいつの間にか、あのころの未来に片足をかけるところまで来ていたようです。 しかし、かなり昔

  • つくりかけ高速道路見物 :: デイリーポータルZ

    第二東名はもっとも早いところで2012年開通だ。あと5年。 免許も持ってない僕がなぜ第二東名の開通時期を気にしているか。つくりかけの高速道路が見られる時期が終わってしまうからである。 つくりかけの高速道路は面白い。 高速道路のみどころは橋脚ができて道路が乗っかるまえの限られた時期だと思う。春はあけぼのみたいなものである。第二東名のその刹那な景色を満喫してきた。楽しかった。(林 雄司)

  • :デイリーポータルZ:ちょっと見てきて

    マウスで地図の上から触ってさがそう。 地図のアイコンをクリックすると「見てきて」の説明が表示されます。左上のアイコンで、地図を拡大・縮小できます。 ※Shiftキーを押しながらリンクをクリックすると別ウインドウで開きます。 ※ブラウザーの「戻る」ボタンを使用しないでください。

  • 勝鬨橋の橋脚内部に入る :: デイリーポータルZ

    隅田川には歴史ある橋が多くかかっている。 その中でも勝鬨(かちどき)橋という橋は、 他の橋には無いスペシャルな特徴を持つ橋だ。 なんとこの勝鬨橋、橋の中央部分が跳ね上がるようになっている、跳ね橋なのである。 あ、いや、今はもう跳ね上げられないようになっているので 正確には跳ね橋と言えないのかもしれないが、 その橋脚内部には現在も橋を跳ね上げるための機関が残っているらしい。 先日、その機関がある橋脚内部を見学することができるという話を聞いた。 隅田川橋梁群をこよなく愛する私としては、 これは見ておかねばならんだろうと思ったのだ。 (木村 岳人) 築地へ行こう、勝鬨橋を見よう 勝鬨橋は築地市場のすぐ近く、歩いて数分のところにデデンとある。 隅田川にかかる橋の中で最も河口近くにあるこの勝鬨橋は、築地と月島を結ぶ交通の要所。 元は昭和15年に月島で開催される予定だった東京万博のメインゲートとして、

  • こんにちはA380 :: デイリーポータルZ

    このところ世界最長の観光モノレールとか世界最大の水車など、とにかく大きなものばかりをレポートしたせいか、もっとメジャーな世界最大の乗り物が日にやってくるというニュースを見て、反射的に観に行こうと決めてしまいました。 世界最大の旅客機として、運用が始まったばかりのエアバスA380が関西国際空港、いわゆる関空に試験飛行で初めてやってくるというのです。 それを知ったのは飛来する2日前。咄嗟に朝イチの羽田発関空行きの航空券を予約してしまったのでした。 (萩原 雅紀) 眠い目をこすって 自宅最寄りの駅から始発に乗って1時間ちょっと、早朝の羽田空港へ。さらに飛行機に乗り換えて、無事に関空に着陸したのがまだ朝の8時。 なんて書くと旅慣れている感じですが、飛行機なんて今まで片手で数えられるくらいしか乗ったことがない非日常な乗り物で、眠気と相まってまったく現実感のないままここまで来てしまいました。目的のA

  • @nifty:デイリーポータルZ:ビルに挟まれたちっこい建物鑑賞

    東京都内の大通り、その両側にはひしめくようにして高いビルが連なっている。途切れることなく続くそれは、いかにも都会という景色のわかりやすい一つの例と言えるだろう。 しかし、そんな中にも時々あれっと思わされることがある。小さな建物がぽつんと混ざっていることがあるのだ。 意識しなければなんとなく通り過ぎてしまうそんな風景。しかし、よくよく目を凝らすと、ずいぶんとコントラストの高い状態に気づかされることがある。 今回はそんな景色を探して、いろいろと回ってみました。 (小野法師丸) ●ひっそりたたずむ姿が気になる 高いビルが居並ぶ東京の大通り。ずいぶんびっしり建てたもんだと感心させられるほど、隙間なく埋め尽くされている。都会の当たり前の状況だと言っていいだろう。 しかしそんな中、ビルに挟まれたちっこい建物を見かけることがある。たとえばこういう状態だ。

  • ゆっさゆっさ揺れる地面 :: デイリーポータルZ

    地面が揺れる場所があるという。 と聞いても、微妙にワケがわからない。 ゆっさゆっさ!ぷるん!ぷりん! という感じで、揺れたりするんだろうか? そういうのは、大好きだ。 …と、エロおやじ風のコメントを残したところで、行ってみることにした。場所は長崎県は唐比(からこ)というところ。 (text by T・斎藤) 何もない系の風景 目的地と思われる場所に到着。 が、しかし目の前に広がる荒野的ムードに一抹の不安がよぎる。一体どこが揺れる地面なのか? そこで近くを歩いていたおじさんに、 「このあたりに、地面がゆさゆさ揺れる場所があると聞いたんですが…」 と聞いてみた。たぶん 「は?」 と聞き返されるに違いないと思っていたところ 意外な返事が返ってきた。 「この辺、全部がそうさね。」 このあたり一体は湿原で、地面が柔らかいため揺れるし、気をつけないとズブリと足がめり込んでしまう、と言うのだ。 「昔は底

  • あの可哀想な人 :: デイリーポータルZ

    世の中には変わった趣味の人がいる。たとえば「ピクトさん」を収集・研究している人。いや、これを趣味と言っていいものか。というか、団地をめぐっている人にそんな風に言われたくないか。 「ピクトさん」とはなにか。漢字では「被苦人さん」と表記するらしいよ。その方によれば。 (text by 大山 顕) 「最近『転倒系』をさらに下位分類しなければと思っています」 神妙な口調でそう語るのは「日ピクトさん学会」の会長、内海氏だ。 うそ。「神妙な口調」はうそ。楽しげな口調だ。 この日は、内海会長と新宿でピクトさんフィールドワークをご一緒させていただいた。その様子をレポートしたい。 その前に「ピクトさん」とは何かを説明せねばなるまい。

  • 「野猿」に行ってきました :: デイリーポータルZ

    野猿に入ってみる まずは木製の立派なプラットホームに登って、仕組みをよく見てみました。籠がぶら下がるためのロープと移動させるためのロープがそれぞれ両岸に渡してあるので、移動させるためのロープを引っ張って向こう岸にある籠をたぐり寄せます。 と、簡単に書きましたがこれが案外重労働で、籠を手元に寄せるだけで僕は汗だくになりました。昔のおばあちゃんとかどうしてたんだろう。 手元にやってきた籠は押さえていないと重みで滑り出してしまうので、片手でロープを押さえつつ素早く身体を中に滑り込ませます。 見たのも乗ったのも初めてですが、取扱方法やコツが直感で何となく分かるのは、これがいかに原始的な乗り物かを物語っていると思います。 案外と川面からの高さがあって若干不安ですが、とりあえず向こう岸に渡ってみましょう。 野猿を動かしてみる ロープを押さえていた手を離すと、野猿はその重みでするすると動きはじめました。

  • 富士山を鉄道で一周する :: デイリーポータルZ

    鉄道ファンの間では「乗りつぶし」というジャンルの楽しみ方があるという。日全国の鉄道を各駅停車で乗りつぶしていくのだという。その「乗りつぶし」を学生時代から続けている知り合いがいる。今年で52才になるその知人は、日列島全制覇までもう少し、という強者だ。そんなお話を「へぇー、楽しそうですね」などと軽はずみな相づちを打って聞いていたら、「じゃあ、一緒に乗りつぶしましょう」という事になってしまった。 「富士山の周りを各駅停車で一周なんてどうですか?楽しそうでしょ」。と誘われ、「楽しそうですね。機会があったら是非、えへへ」と誤摩化していたら、あれよあれよと日程を組まれ、気づいたら土曜日の朝8時に新宿駅で集合していた。 富士山を鉄道で一周する乗りつぶしの旅。 その全行程をお送り致します。 青春18切符で富士山を一周する 乗りつぶしの達人、日詰さんは僕の会社のクライアントの方である。普段は日詰さんの

  • 海抜0mからの富士登山 :: デイリーポータルZ

    言わずと知れた日の最高峰、富士山。 古くより信仰を集めてきた富士山は、現在年間30万人の登山客が訪れる山となった。 富士山には、かつて海から山頂まで向かう、村山道という登山道があったそうだ。 村山道は現在利用されているどの登山道よりも古い歴史を持ち、 長きに渡って富士登山のメインルートとして使われてきたという。 しかし、明治時代に廃道となり、そのまま忘れ去られてしまった。 歴史の中に埋もれていたその村山道が、近年復活を遂げたらしい。 これは面白そうだということで、 海から富士山を目指してみることにした。 100年前に途絶えた、いにしえの登山道をたどって。 (木村 岳人) 村山道とは 村山道の歴史は、なんと平安時代にまで遡るという。 富士山信仰の拠点として開かれた村山の修験者たちが、 富士山へ参拝するために開拓したのが始まりなんだそうだ。 その後、村山道は富士登山のメインルートとして数多く

  • 東京23区役所銅像めぐり :: デイリーポータルZ

    街でときどき見かけるいろんな銅像。特に役所関係に出かけると、なぜだか見かけることが多いと思う。 普段はなんとなく見過ごしているが、よくよく見ると興味深かったり面白かったりするのではないだろうか。自治体によって作品の違いや共通点はあるのだろうか。 そういうわけで今回は、東京23区の区役所を回って、そこにある銅像を見てきました。 (小野法師丸) ●まずは定番、女性像 銅像の定番と言えば、やはり女性をモチーフとしたものだろう。区役所めぐりの中でも、最も多かったのはこのカテゴリだ。それでもやはり、いろいろなポージングが見られた。 基的にはかっこいいポーズのものが多いと言えるだろうか。先日の記事で加藤さんは自らポーズをとって楽しんでおられたが、確かに日常的にはなかなかしない、ちょっとやってみたくなるポーズが多く見られた。

  • 壁とマッカーサー :: デイリーポータルZ

    以前「地 下鉄ホームのその先」という記事を書いたが、その取材中に左のような光景に出くわした。地下鉄東京メトロ千代田線の根津駅の壁だ。コンクリートの壁がムキだしになっていて、何ともいえない廃墟感を漂わせている。貼られていた古いタイルが改装のためすべて剥がされ、期せずしてダンジョンのような風合いとなったというわけだ。

  • 江戸城探訪 :: デイリーポータルZ

    大阪といえば大阪城がイメージとしてすぐに思い浮かぶが、東京といえば江戸城というイメージは普通思い浮かばない。 江戸城跡、すなわち現在の皇居は地図で見てもすさまじい広さで東京の中心にどーんとあるわけだが、東京に住んでる人でも聞いてみると意外と 「行ったことがない」 と言う人が多い。かく言う私も、東京には何度も足を運んでるし住んでたこともあったが、しかし江戸城跡を見に行ったことは一度もなかった。 というわけで、今年の夏の自由研究のテーマは、知ってるようで知らなかった江戸城探訪にしようと思う。 (text by T・斎藤) 予想以上に江戸! そこには思っていた以上に江戸時代な風景が広がっていた。 江戸城を見に行こうと思う人が少ない理由は、たぶん天守閣がないからだろう。やはり多くの人は 城 = 天守閣 というイメージが強いと思う。が、天守閣がなくともこんなに城らしさがムンムンと出ているのだ。 江戸

  • 農業用モノレールに乗りたい :: デイリーポータルZ

    お茶畑やみかん畑などでよく見かける、農業用のモノレールがたまらなく好きです。 道端にさりげなく出発点があったり、山の斜面をうねうねと走る細いレールを見つけると、何だかもうドキドキしてきます。 いつか乗ってみたいと思っても、恐らくそれぞれが個人の所有なので逆に敷居が高そう。 収穫のお手伝いでもしますから、どなたか乗せてくれませんかねえ。 (萩原 雅紀) 未来ぽくないモノレール 普通のモノレールなら家の近所に多摩都市モノレールというのが走っているし、羽田空港に行く東京モノレールも有名です。上空を滑るように颯爽と走るモノレール。いまだに未来の乗り物というイメージがあります。 でも、あれじゃダメなんです!