安倍晋三総理大臣は、2013年12月26日午前に、東京都九段北の靖国神社に就任後初めて参拝した。現職総理大臣による靖国参拝は、2006年の終戦の日に小泉純一郎総理(当時)が参拝して以来、七年ぶりのことである。中国、韓国、北朝鮮がこれを非難したことは言うまでもないが、普段は日本の歴史問題に比較的無関心な米国、ロシア、EU、イスラエル、台湾までもが批判的な声明を出した。海外メディアの中には、安倍総理を軍国主義者、歴史修正主義者として非難するところもある。 安倍総理は、参拝当日に自民党のネット番組「カフェスタ年末特番!ゆく年くる年」に出演し、「戦犯を崇拝するために参拝しているという誤解に基づいた批判があるが、韓国や中国の人々の気持ちを傷つけようという考えは毛頭ない」と述べ、「さまざまな誤解があるのも事実で、特に近年、その誤解がだいぶ増幅されてきた。黙ってやり過ごすのではなく、この機会にしっかりと