橋下徹・大阪市長が最重要課題に掲げる「大阪都構想」。その可否を決める住民投票が1カ月後の5月17日に行われる。前哨戦とされた統一地方選では、大阪維新の会が府議会と市議会ともに第1党の座を確保。もっとも、府議会は目標の過半数には届かず、都構想の実現可能性は、まったく読めない。住民… この記事は有料会員限定です。 日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。 (残り3,360文字/全文3,500文字) ログインして読む 初回登録は初月110円でお試し頂けます。
「都構想」のメリットとデメリット、どちらが大きい? 本現代ビジネス誌上ではこれまで、大阪市特別顧問の高橋洋一教授から大阪都構想について当方の主張に対して意見を頂いて以来、互いに意見を誌面上で公表させていただいてきた。 「都構想」を巡っては、その中身の議論よりもむしろ「場外乱闘」的な側面が話題を集めがちな中、高橋教授から政策議論の機会を頂戴でき、大変に感謝しているところである。そもそも、住民投票前夜に必要なのは、野次馬的な興味をそそるバトルやショーではなく、冷静な議論、討論を措いて他にないからである(http://www.mitsuhashitakaaki.net/2015/03/03/fujii-128/)。 さて、前回の高橋氏の主張をごく簡単にまとめれば、次のようになる。 『「都構想」には、「二重行政の解消」や「既得権構造の破壊」というメリットがある。一方で、確かに、市を5つの特別区に分
大阪市の橋下徹市長(45)と大阪都構想を巡りバトル状態にある、内閣官房参与で京都大大学院教授の藤井聡氏(46)は5日夜、統一地方選を前に、橋下氏側が在阪テレビ局に藤井氏の番組起用を自粛するよう求めたことに対し「言葉を失った。由々しき事だ」と猛烈に非難した。 この日、橋下氏はこのほど維新の党から在阪テレビ局に対し、統一地方選が迫った時期の藤井氏の番組起用は政治的公平性を求めた放送法に反するとして「報道姿勢への留意」などを求めた書面を送付したことを公表。藤井氏が反維新の政治グループの集会に参加していることを挙げ「放送局がどっぷり政治活動に与して足を踏み入れすぎた人を使って、テレビの中立公平性を保てるのか」と批判した。 これに対し藤井氏はデイリースポーツの取材に「当方は公共政策の学者であり政策についての所見を述べる言論活動は社会的責任。それが露骨な政治活動だと言うなら、政治的言論のおおよそが
都構想のデメリットについての議論 大阪都構想を巡っては様々な「議論」の様なものがなされていますが、その中の少なからずの部分が冷静かつ理性的ものとは言い難く、詭弁による印象操作にまみれたものも多数あり、誠に残念な状況です。(たとえば、http://www.mitsuhashitakaaki.net/2015/02/24/fujii-133/、http://satoshi-fujii.com/150217-3/、http://satoshi-fujii.com/150208-2/、等を参照ください) ですがそんな中でも、大阪市特別顧問の高橋洋一教授との本誌面上での誌面討論は、大変に理性的で実りあるものとなりました。 そこでは、『大阪市の税金2200億円が、別目的に流用されてしまう』という問題が論じられましたが、おかげさまでその論争を経て、当方がなぜそのような見解を持っているかを、より明確に公表
住民投票で一番大切なのは、必要な事実を共有すること 現大阪市長と私藤井との間の、いわゆる大阪都構想(以下「都構想」と呼称)を巡るバトルが、俄にネット、メディア上で取り上げられた。事の発端は、当方が購読者3万人程度の小さなネットメディアにて、「大阪都構想:知っていてほしい7つの事実」(http://www.mitsuhashitakaaki.net/2015/01/27/fijii/)なる記事を本年1月27日に公表したことだった。 しばしば、藤井は「都構想」について刺激的な発言をしたと思われている様だが、上記記事をご覧いただければすぐにご了解いただける様に、その論調は至って淡々としたものだ。そもそもこの記事は、「賛否はさておき,(投票)判断に向けて大切な,いくつかの『事実』の情報を提供したい」と明記してある通り、「都構想」を頭ごなしに否定するようなものではない。 にも関わらず、大阪維新の会か
大阪維新の会代表、橋下徹大阪市長の言動で注目を集めたのは、内閣官房参与の藤井聡京都大大学院教授との衝突だ。大阪都構想に批判的な主張をしている藤井氏が、過去に橋下氏を川のヘドロになぞらえて「ヘドロチック」などと発言したことが明らかになり、橋下氏も「この、こちんぴら」と激怒。維新の党が国会で内閣官房参与としての言動を問題視する可能性もちらつかせながら、藤井氏に公開討論会に応じるよう迫っている。 成功の〝極意〟「コメンテーター言うことと逆をやる」(1月31日) 「僕が批判を受けるときのコメンテーターのうれしそうな顔」 《橋下氏は自身に批判的なコメントが目立つジャーナリストの男性の名前を挙げ、批判を展開した》 「僕、分かったんですけど、(このコメンテーターが)文句言ったことを、(僕は)必ず全部解決して前に進んでいるんですよ」 「(コメンテーターが)言うことと逆をいけば必ずうまくいくということがよく
ISIL(いわゆる「イスラム国」)のテロはみていられないが、国内での政策議論は非暴力であり、大いに結構である。大阪都構想について、5月17日に住民投票を行う方向となっており、それに向けて、関西で面白いバトルが展開されている。 橋下市長より藤井教授のほうが分が悪い 筆者は東京生まれ・育ちなので、大阪人の行動スタイルは、言い方が悪いかもしれないがとても興味深い。以前の大阪の地下鉄では、誰も並ばずに、ドアが開くと、アメフットボールでオフェンスとディフェンスがぶつかり合うように、電車から出る人と入る人がぶつかり合う光景に驚いたものだ。最近では、東京のように行儀よく列に並んでいるので、大阪らしさがなく、ちょっと残念だ。 大阪都構想について、これまで刺激的な発言をしてきた内閣官房参与を務める藤井聡・京都大大学院教授に対し、橋下徹・大阪市長は公開討論を申し入れていたが、藤井教授が拒否してしまった。 筆者
【NEW】大阪市人事室意見書 【NEW】緊急開催 表現者クライテリオン大阪シンポジウム(10/23開催) 新着メッセージ Tweets by SF_SatoshiFujii Facebookはこちら 学者所見 【NEW】「大阪都構想の危険性」に関する学者所見(2020年版) 大阪市人事室意見書 意見書はこちらから 記事 明日、「大阪市」という一つの共同体を生かすか殺すかが決まります。 ~有権者の皆さん、絶対に、投票に行って下さい~2020.10.31 大阪都構想はどう考えても「論外&大損」…132名の学者からの「警告」2020.10.29 炎上で隠蔽される「大阪市のサービスレベルは確実に下落する」という真実2020.10.28 注目の人 直撃インタビュー 京大教授藤井聡氏 大阪都構想は維新への信任投票ではない2020.10.26 「大阪都構想」は想像以上にキケンだった…!2020.10.2
HOME アーカイブス 【藤井聡】大阪都構想(2):「大阪市民に,自分たちの市を解体して5つに分割してもよいですか?」を問う投票 From 藤井聡@京都大学大学院教授 ——————————————————- ●月刊三橋最新号のテーマは「フランス経済」。 中東の混乱、ISILの背景にある「ある問題」がわかる https://www.youtube.com/watch?v=eQUSqYvie2s 「ユーロという罠」に落ちた大国の選択から、 なぜ、明日の日本が見えるのか? フルバージョンが聞けるのは、2/10まで。 ——————————————————- 大阪都構想(2):「大阪市民に,自分たちの市を解体して5つに分割してもよいですか?」を問う投票 前回のメールマガジンで,「大阪都構想:知ってもらいたい7つの事実」を配信しましたところ,大きな反響をいただきました. http://www.mits
From 藤井聡@京都大学大学院教授 ——————————————————- ●月刊三橋最新号のテーマは「フランス経済」。 「ユーロという罠」に落ちた大国の選択とは? フランスに今が分かれば、日本が見える! https://www.youtube.com/watch?v=eQUSqYvie2s ——————————————————- 今年平成27年の1月,「大阪都構想」を実現するかどうかを決める,「住民投票」を行うことが決まりました.住民投票の対象者は,現在の「大阪市民」です. そこで,過半数が大阪都構想に対して「Yes」の意思表示をすれば,投票から約2年後の平成二十九年の四月から,いわゆる「大阪都構想」が実現することになります. ──しかし,大阪市民は一体,「何に」投票すべきなのでしょうか? 実は,そもそもこの点からして,大阪市民を含めた多くの方々が,ご存じないように思います. ついては
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く