『NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の胡散臭さ』 テレビの娯楽番組に『史実と違う』と噛み付くのも大人気ないが、今年のNHKは目に余る。 2015年第54回NHK大河ドラマ『花燃ゆ』は、2012年の『八重の桜』と同じ幕末ものだが立場が正反対で長州藩(官軍)側の吉田松陰の妹・杉文 (1843年~1921年)を井上真央が演じる。 日本史の知識も無いし興味も無い畑違いの女性脚本家二人が、知名度無し、原作無し、史料無しの松陰の妹・文(ふみ)をホームドラマ仕立てで1年間も引っ張ると言う。(テレビドラマの良し悪しはほぼ脚本の出来不出来で決定するが、今回のような2人体制の『二人三脚脚本』は異例中の異例) 『無い無い尽くし』にしても歴史無視で無理筋の酷すぎる話である。 NHK大河ドラマは地元に莫大な経済効果をもたらすが舞台となる長州(山口県)は安倍晋三のお膝元。 今回の『花燃ゆ』の制作発表だけが異様に遅かった。 N