具体的には、最初にスクリプトを実行するための基本的な手順を理解したうえで、PowerShellにおける変数や制御構文、関数など基礎的な構文の解説を行っていく。 PowerShellスクリプトの基本 スクリプトとはいっても、その実体はファイルとして保存されたコマンドの集合にすぎない。例えば前回も紹介した次のコードをスクリプト化するには、ただ単にこれをテキスト・エディタで入力し、ファイルとして保存すればよい。 ここでは、スクリプトのファイル名を「Begin.ps1」としておこう。ファイルのベース名には任意の名前を指定できるが、PowerShellスクリプトの拡張子は「.ps1」としなければならない。 ただし拡張子を「.ps1」としたスクリプト・ファイルをエクスプローラなどからダブルクリックしてもPowerShellが自動起動するわけでは「ない」点には注意が必要である(試してみれば分かるように、