パソコンブーム,Webブームなど,開発者を熱狂させるプラットフォームは,ITの歴史とともに変わってきた。最近の関心の的は,米Appleの携帯電話「iPhone」と,米Googleが提供する携帯電話向けOSの「Android」である。開発者が開発したプログラムを,ユーザーが常に持ち歩く端末で世界規模で利用できるプラットフォームとしてiPhoneが注目を集めており,Androidはそれを追撃している。 これらの端末で当初広く利用されたアプリケーションは,ゲームや,SNSなどのWebサイトににアクセスするための専用アプリケーション,各種情報取得用アプリケーションなど。PCで従来利用できていた何かが“持ち運べて便利”と感じさせるものだった。ところが2009年に入って変化が起きた。飛行機事故がiPhoneのカメラ経由でTwitterで報じられたり,セカイカメラが登場してユーザーが利用したりすることで