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ブックマーク / oda-makoto.hatenadiary.org (4)

  • 子ども手当に所得制限って、左翼小児病? - 小田亮のブログ「とびとびの日記ときどき読書ノート」

    民主党のマニフェストの目玉の一つである「子ども手当」について、所得制限を設けるべきという声があがっているようです。政権発足後すぐに、与党である社民党の福島みずほさんが、子ども手当には所得制限を設けるべきだと発言しましたし、自立生活サポートセンター・もやいの湯浅誠さんも、『毎日新聞』2009年9月8日夕刊の「特集ワイド」の記事でのインタヴューのなかで、所得制限のない子ども手当を「まるっと支援」と呼び、「一億中流は崩れたのに、階層の発想がない」と批判しています。 再分配すべき財源が一定なのに、金持ちに再分配するなんて無駄だという左翼らしい発想ですが、このブログで「ベーシック・インカムを!」と提案している私としては、このような発想は困ります。「0歳から死ぬまで、金持ちにも貧困層にも、なんの区分・制限なしに、一人当たり一律月10万円支給」なんて言ったら、「なんで限られた財源から金持ちにまで支給する

    子ども手当に所得制限って、左翼小児病? - 小田亮のブログ「とびとびの日記ときどき読書ノート」
    pon-zoo
    pon-zoo 2010/07/24
    前に「私は自力でここまで来た。国に面倒を見てもらおうなんて甘い」って言った人がいたけど、これを読めば自力がどれだけ国の援助の上で成り立ってたかわかると思う。相身互いの認識ない人って傲慢だし残酷。
  • 池内了『疑似科学入門』を読む 2009-11-01 - 小田亮のブログ「とびとびの日記ときどき読書ノート」

    学部のゼミのM君がゼミ論文のテーマを「疑似科学と呪術」とするというので、ゼミで発表してもらいました。その発表のなかで、「疑似科学」とは何かということを説明するのに、M君が池内了さんの『疑似科学入門』のなかの分類を批判的に紹介してくれたのですが、「ん?」という疑問符でいっぱいになったので、早速このを注文して読んでみました。その結果、頭の中の疑問符はもっと増えました。 私は、疑似科学(似非科学・ニセ科学)というものは、「マイナスイオン」とか「ゲーム脳」とか「電磁波の害」といった、「科学を装っているが科学的方法に基づいていない言説」のことを指すのかと思っていました。しかし、池内さんはそう思っていないようです。このでは、疑似科学を3つに分類しています。 《第一種疑似科学》 現在当面する難問を解決したい、未来がどうなるか知りたい、そんな人間の心理(欲望)につけこみ、科学的根拠のない言説によって人

    池内了『疑似科学入門』を読む 2009-11-01 - 小田亮のブログ「とびとびの日記ときどき読書ノート」
    pon-zoo
    pon-zoo 2009/11/08
    進歩的人間でありたいという欲望があぶり出された記事。文化進化論の根深さなのか人間なら誰でもやってしまう事なのか。この前の記事「客体化された宗教」とあわせて読むと国際紛争の原因について考えさせられる
  • 宗教紛争と「客体化された宗教」 - 小田亮のブログ「とびとびの日記ときどき読書ノート」

    いま大学院の授業で、関根康正さんの『宗教紛争と差別の人類学』(世界思想社、2006年)を講読しています。こののなかで、関根さんは、インドの今日の宗教紛争を招いているヒンドゥー・ナショナリズムとイスラーム主義双方の「コミュナリズム(宗教対立主義)」の台頭に対して、セキュラリズム(世俗主義)を擁護しようという論調があるけれども、コミュナリズム対セキュラリズムの構図では、宗教紛争を解決することも読み解くことはできないと言っています。 すなわち、特定宗教を普遍的価値として主張するコミュナリズムと、すべての宗教の価値評価を保留し私的領域に押し込めるセキュラリズムの対立は、見せかけのものであり、両者は、「宗教を対象化して眺められるような近代思考としての世俗化した社会認識を共有している」(41頁)と言います。 つまり、セキュラリズム(世俗主義)もコミュナリズム(宗教対立主義)も、宗教を「客体化」してい

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  • 再び女子割礼/女性器切除FGMについて - 小田亮のブログ「とびとびの日記ときどき読書ノート」

    前々回のエントリーで、私が調査している西ケニアのクリア社会の女子割礼のことを取り上げました。人道的介入を訴えるFGM(女性器切除)廃絶論者と文化相対主義に立つ人類学者の断絶を少しでも埋めて対話がなりたつようにという意図もあって書いたのですが、FGM(女性器切除)廃絶論者からのコメントもトラックバックもいまのところありませんね。 これはひとえにこのブログの力不足のせいでしょう。Googleで「女子割礼」を検索しても上位200までに入っていないのですから、関心のある人に読んでもらうのは困難というものです*1。学生のレポートにも使えると思うのですが(単位がとれるかどうかは保証の限りではありません)。 日頃からゴールデンタイム番組のような万人向けではない「深夜放送」的なニッチを目指しているなどと、読みにくいブログになっていることへの言い訳にしているから、いざ広く読まれることを狙ったものを書いても、

    再び女子割礼/女性器切除FGMについて - 小田亮のブログ「とびとびの日記ときどき読書ノート」
    pon-zoo
    pon-zoo 2009/10/11
    文化は皆、日々変化しているし、アップデートしているという文化人類学者からのメッセージ。これがもっと周知されていたら文化の客体化も少なくなるだろうし、自己決定ももっと尊重されるだろうに。
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