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ブックマーク / websekai.iwanami.co.jp (3)

  • 〈特別公開〉鶴見太郎「イスラエルが繁栄する陰で」

    ※『世界』2022年12月号収録の記事を特別公開します リベラルな国家はリベラルな国際秩序の担い手か リベラルな国際秩序の危機と世界的な民主主義の危機は、しばしば混同されている。現在の世界は、リベラルな国際秩序に従う民主主義諸国と、国内体制・対外政策のいずれもリベラルでない諸国や国内諸勢力のあいだの対立として描かれることが多い。 国際関係論におけるデモクラティック・ピース論も、民主主義国が増えるほど、国際秩序もリベラルになることを想定してきた。その理屈はリベラル以外の立場でも共有され、2000年代のアフガン戦争やイラク戦争に際し、ジョージ・ブッシュ米大統領は、軍事力を用いてでも国内体制を強制的にリベラルにすることを正当化した。 だが現実においては、国内体制はリベラルでありながら、リベラルな国際秩序の遵守度が非常に低い場合がある。その代表がイスラエルである。 対象をユダヤ人に限った場合、イス

    〈特別公開〉鶴見太郎「イスラエルが繁栄する陰で」
  • 昭和オッサン映画?!  『新聞記者』に見る日本の「リベラル」の闇

    話題の映画『新聞記者』を封切り日6月28日に劇場に見に行きました。2019年7月22日までに累計で観客動員数33万人、興行収入4億円を突破し、絶好調だとか。 この映画は、東京新聞記者・望月衣塑子さんの著書『新聞記者』に着想を得てつくられたとの触れ込みで、宣伝には「「権力とメディア」「組織と個人」のせめぎ合いを真正面から描く衝撃のエンタテインメント」とあります。ネットの予告編を開けば、ページのど真ん中に、田原総一郎さんの「面白い!!よくぞ作った!」という言葉が流れるし、朝日新聞も「日映画の変化の第一歩」、毎日新聞は「果敢な挑戦」など、リベラル側では政治映画として殿堂入り間違いなしの絶賛モードが続いています。 さあ、困った。というのも、リベラルを応援する私ではありますが、この映画にはぜんぜんノレなかった。むしろ、怒りさえ覚えました。しかし、私の意見はどうやら多数派ではないようで、実はこの点に

    昭和オッサン映画?!  『新聞記者』に見る日本の「リベラル」の闇
  • 連載 デルクイ 第1回

    故金大中元大統領の誘拐事件と、2015年に「のりこえねっと」ドイツを立ち上げるためにドイツに滞在したとき、現地在住の韓国人たちと出会ったことだ。 1973年、朴正煕の最大のライバルであった金大中氏が当時のKCIAによって千代田区のグランドパレスホテルから拉致され、大きなニュースになった。米国の意向で、その場での殺害は免れたが、その後、金氏は韓国で死刑判決を受けた。日政府は、自国の主権を侵害されたのに韓国に抗議することもなく、政治決着で片付けた。 この事件で私は、「日で朝鮮人が誘拐されても、日は守ってくれないんだ」という恐怖感を覚えた。韓国政府にとって在日は、必要ならいつでも犯罪者にできる存在だった。 自分は絶対に拉致されることなどない、という安心感に包まれて金大中救援活動をしている日の人々と、私は立場が違うのだと認識させられた。 後に、東京で作曲家の尹伊桑(ユン・イサン)氏(191

    連載 デルクイ 第1回
    pon-zoo
    pon-zoo 2018/03/17
    拉致された外国人取り戻す独政府もすごいが、外国人労働者に権利を教えて共に勝ち取る一般人の意識高い。日本は外国人労働者・実習生の苦境をスルーしていたら、労働者への企業の意識が実習生レベルになってしまった
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