一般に雇用が増える局面では、実質賃金は下がります。それは、実質賃金の定義からすると、当然なのです。そのことを理解していない人が、専門家に噛みついているのをよく見かけます。彼らに言わせると、実質賃金が下がったからアベノミクスは失敗らしいです。はっきり言って「勇気あるなあ」と思わずにはいられません。私なら恥ずかしくて、そんなことはできないでしょう。 実質賃金に敏感に反応する人が大量発生 いわゆる有識者の中には、実質賃金の低下に肯定的な発言やらツイートやらをする人もいます。そしてこの手の意見には、ムキになって噛み付く人がいます。 実質賃金という言葉は、ネット用語で言うところの「釣り」やすい単語ということでしょう。 ちなみに実質賃金というのは、物価変動を考慮した賃金という意味ですね。例えば、実際に貰った給与が下がっても、物価がそれ以上に下がれば、実質賃金は上がるわけです。 また、新聞記事などで実質