大阪府立成人病センター(大阪市東成区)は27日、がん手術前の検査などに一般的に使われる試薬を利用し、肝がんの手術中に従来発見できなかった微小ながん化部分を特殊なカメラで光らせて発見する新しい検出法を開発した、と発表した。 光電子部品メーカー「浜松ホトニクス」(静岡県浜松市)の赤外観察カメラシステム(PDE)を利用した検出法で、研究成果は28日から名古屋市で開幕する日本がん学会で報告する。 【関連ニュース】 ・ 〔写真特集〕ミクロの世界 ・ 新万能細胞、ウイルス使わず作成=マウスで成功、安全性向上−京大 ・ 仏独3氏にノーベル医学賞=エイズ、子宮頸がんウイルス発見 ・ 19病院のがん治療成績公表=子宮加え5部位−全がん協 ・ 神経芽腫検診で死亡率半減=「効果不明」と03年休止−小児がんの一種・広島大