<すごく時間がある方への補足> くれぐれもこの「話題をそらす」というのは、 「重い妄想を抱いた患者さんにたいして、会話だけで可能な対処法」 という前提で述べています。 実際、精神科の現場に、 「自分は○○である!」 「誰かが自分を殺そうとしている!」 など、強い妄想を抱いた患者さんが来た場合、一番の治療法は、やはり「お薬」です。 会話だけでの改善はかなり困難です。 ただその場合、このマンガで「アイテム」⇒「精神薬」となるとかなりシュールなことになりますので、 このような展開とさせていただきました。 いずれにしても、くれぐれも重い妄想を抱いている人を、「論理で納得させようとする」というのは、 ほとんど意味がないどころか、かえって悪化させてしまう危険性もあります。ご注意ください。 またマンガにもある通り、「心配が頭から離れない人」というのも、すごく広い意味で妄想に近いと考えることもできます。