毛先まで神経を研ぎ澄まし、人を待ちわびるオブジェ「The Cloud」です。 MITモバイル・エクスペリエンス・ラボ最新の研究作品。 擬似有機生命体を思わせる形状で、身長3.96mの体にはカーボンガラスのふさふさした毛がみっしり。なにやら思案があるような存在感で闇に横たわっていますよね? 人が近寄ると思案は放っぽり出して何百本というセンサーで感知し、美しい音と光を出して反応するのです。割り箸をガッシリ握り締めたまま「あなた、おかえりなさい」と振り向いてもくれない妻とは、なんたる差。 1本1本独立制御の体毛は計1万5000本以上で、延べ64.37kmの光ファイバーに相当するそうですよ? 実働シーン視聴後は正直、妙にセンシュアルというか、エロティックと呼んでいい何かが残る映像なんですよね。いや、もしかして単にピンクのタイトなドレスでこれを撫で回す女の子が綺麗なせいかな。 「The Cloud」