ITの進歩や女性の社会進出によって、働き方にも多様性が生まれてきた。なかでも、「tele(離れた場所)」と「work(働く)」をかけあわせてできた「テレワーク」は、通信技術を用いた"時間や場所にとらわれない働き方"として注目を浴びている。本人が働く場所によって「在宅勤務」「モバイルワーク」「サテライトオフィス勤務など」の3種類に分けられ、日本の労働環境が抱えるさまざまな課題を解決できる施策として、現在、複数の企業で導入されている。 KDDI研究所の明堂絵美は、育休中に夫の長野県への転勤が決まったが、自社の「顔の見える」テレワークシステムにより職場へ復帰。現在、自ら映像と音声を職場と常時接続して業務するシステムのモニターとなり、テレワークの普及と利便性向上に向けた開発プロジェクトに携わっている。 「育児に追われているママが、テレワークを使って実際どんな風に働いているの?」。そんな疑問を解消す