東京都葛飾区の坂本愛羅(あいら)ちゃん(2つ)が死亡し、体から多数のあざが見つかった事件で、先月に愛羅ちゃんを殴った疑いがあるとして、警視庁葛飾署に暴行容疑で逮捕された父親の無職雄(ゆう)容疑者(33)宅から、エアガンが押収されていたことが、捜査関係者への取材で分かった。三十一日の司法解剖の結果、全身のあざは約四十カ所で、多くは小さい円形だったといい、署はエアガンで撃たれるなど日常的に虐待を受けていた可能性もあるとみて関連を調べる。 また、愛羅ちゃんの死因は肝臓の損傷による失血死だったことが判明。なぐったり蹴ったりした際に加わる外的な圧力で肋骨(ろっこつ)が二本折れていた。