キリスト教カトリック教会のトップであるフランシスコ・ローマ教皇がロシアのウクライナ侵攻を巡り、ロシア側でもキリスト教徒ではない少数民族のチェチェン人とブリヤート人の部隊が「最も残虐な」戦闘を実施していると述べたことが明らかになり、物議を醸している。 教皇は11月22日にバチカンで米国のカトリック系雑誌「アメリカ」のインタビューに応じた。そのやりとりが28日に公表され、米CNNテレビや英BBCなども発言内容を伝えた。 同誌(電子版)によると、教皇は「(露側の)部隊の残虐性については多くの情報がある」とした上で、「一般的に、最も残虐なのはおそらくロシアの伝統に沿っていないロシア人、例えばチェチェン人やブリヤート人の部隊などだ」と述べた。