『グラン・トリノ』、初日に行ったんですが隣に座っていたおばさんが超咳き込んでいて案の定伝染されてしまいました。そのせいで今日予定していたアルジェントは来週に持ち越すことに。うえーん。 さて、『グラン・トリノ』。もう2回見たが、やはり最後にはおいおい泣いてしまった。とにかくファンサービスがすごくて、過去作を見ていればそれだけ味わい深い作りになっている。特に濃厚なのは『センチメンタル・アドヴェンチャー』で、この映画はほとんど『センチメンタル・アドヴェンチャー』のリメイクといってもいいかもしれない。前回、棺桶の上に載せられた自動車のキーが、今回はちゃんと引き継がれるあたりもう・・・。だけれど、それは二回目以降の楽しみ方であって、初見ではもちろんそんなこと考えなくてもいい。いろいろな『グラン・トリノ』評を読んでいると、過去のイーストウッド映画のタイトル群を得意げに披瀝しているだけの人がたまにいて、
グラン・トリノ (クリント・イーストウッド 監督・主演) [DVD]posted with amazlet at 09.04.29 Amazon.co.jp で詳細を見る 一年にイーストウッドの新作が二本も観れてしまうなんて、なんて幸福な年なんだ、2009年は……という感じで楽しみにしていた新作映画。熱心な映画ファン、というわけではないけれど、こうしてリアルタイムに「公開が待ち遠しい……!」という作品があることは幸福で、生きるって楽しいな、とマジで思う。観る前から「どうせ泣いちゃうのだろうな」と思っていたが、観終わった後にトイレに入って鏡を観たら、目が真っ赤。素晴らしい、というか感慨深すぎて「しばらく音楽とか本とかインプットしなくても良いや……」という感じで打ちのめされる。イーストウッド作品に触れる度、毎回どよんとした重い気持ちに打ちのめされるのだが、それとはまた別種の打ちのめされかただ。
ウウウ・・・、やはり泣いた。思い出しても涙が溢れる。 『ダーティハリー2』で、ハリーがアパートに戻るとたまたま入り口のホールで出会った、同じアパートの住人に声をかけられます。その東洋人のうら若い美女は、挨拶をしたばかりの初対面のハリーにいきなり「ねえ、あなたと寝るにはどうしたらいい?」と質問します。すると、意表を突かれつつ笑みを孕んだ顔で「ドアをノックすればいい」と答えるハリー。『グラン・トリノ』の魅惑的なヤムヤムを見て、思い出したのが上記のシーンです(最近見返してないので、ちょっと違ってるかも)。『ダーティハリー2』を初めて観た時から、わたしはこの東洋娘がすごく羨ましかったし、おじいちゃんになっても、この映画の誰よりイーストウッドが一番ステキ。昔から自分は全然妊娠願望がないのですが、唯一、イーストウッドの子どもなら産みたい…と『グラン・トリノ』を観終わった新宿ピカデリーの帰りのエスカレー
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