東京都や宮崎県などの図書館のコンピューターシステムから個人情報が流出し、愛知県では図書館のホームページがサイバー攻撃されたとして利用者が逮捕された問題で、システムを作成・管理する三菱電機インフォメーションシステムズ(東京)が30日に会見し、流出した個人情報は2971人分に上ると明らかにした。門脇三雄社長は「深く反省している」と陳謝した。 同社によると、ネットに流出した個人情報は、東京都中野区51人▽愛知県岡崎市159人▽宮崎県えびの市2761人。氏名や生年月日のほか、返却の遅れた本の書名を含むデータもあった。 同社は過去10年間、改良したシステムの試験を運用中の図書館コンピューター上でしていた。その結果を社内に持ち帰る際に個人情報も持ち出し、そのまま各地の図書館に導入していたという。 岡崎市のシステムを巡っては、新着図書情報を集める自作プログラムを使った利用者が5月、図書館ホームペー