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この続き(第五章以降)は、10/1発売の書籍「日本映画、崩壊―邦画バブルはこうして終わる」(ダイヤモンド社刊)にて! 斉藤守彦 (さいとうもりひこ) 1961年、静岡県浜松市出身。映画業界紙記者を経て、映画ジャーナリスト/アナリストに。「INVITATION」誌ほか、現在多数のメディアで執筆中。映画業界内の多種のデータを検証し、その卓抜とした切り口・語り口が多くのファンに支持されている。 映画ジャーナリスト/斉藤守彦 第一章:2006年、日本映画バブル元年 そんなに「日本映画が元気!!」なのか? このところ「日本映画が元気!!」だとか「洋画を凌ぐ邦画の勢い」「邦高洋低」といった記事を目にすることが多い。自国で生産される映画が注目されているのは大いにけっこうなことなのだが、はて、何を指して「日本映画が元気」なのだろうか? 日本映画のみならず、前年に公開された映画がいかなる状況だったのか
2006年は邦画の興行収入が約1079億円となり、21年ぶりに洋画の興行収入を上回りました。また、国内の映画館数も3000スクリーンを超え、映画の公開本数は過去最多の821本に達しています。こうした状況から、多くのメディアが日本映画界の活況を伝えましたが、実際のところ、映画を取り巻く状況は以前よりも好転しているのでしょうか。 今年10月に出版された「日本映画、崩壊 ~邦画バブルはこうして終わる~」(ダイヤモンド社)は様々なデータや見聞をもとに日本映画(界)を多角的に分析し、現在の活況が“バブル”的な危険をはらんでいることを指摘しています。本のなかで書かれている日本映画界の実情と問題点について、著者の斉藤守彦さんに訊いてみました。 ――あとがきによると、この本の仮タイトルは「日本映画が跋扈する」だったそうですね。それが「日本映画、崩壊」に変わったのはどうしてだったんでしょうか。 去年の夏に『
質問内容から、黒字の対象は「製作会社」もしくは「製作委員会」の事だと考えてよろしいですね? 配給会社が単独で映画を製作する例は、最近まずありませんから。 >製作費には宣伝費なども含めて10億円とします。 と云う事は、P&A費(フィルムのプリント代+宣伝費)は、製作会社(もしくは製作委員会)が出していると想定します。(実際、今は、そう言う状況が多いようですから) 以下、きわめて大雑把な計算ですが… P&A費は推測し難いですが、プリント一本焼き増すのに大体30万くらいかかるそうですから、製作費10億円クラスの作品ともなると、200スクリーンで上映したとして、プリント代だけで30×200=6000万、300スクリーンでは30×300=9000万くらいになり、宣伝費を含めると2億くらいでしょうか? と云う事は、実質的な製作費は10億-2億で、約8億円くらいと考えてみましょう。 仮に、最終的な興行収
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