中国・広東省の地方紙「新快報」は23日、国内大手の工作機械製造企業の利益水増し疑惑を報じた記者が警察当局に身柄を拘束されたとを報じるとともに、同日付紙面のトップに「記者を返せ」という見出しで警察を批判する異例の記事を掲載した。(写真は「新快報」の電子版「新快網」の23日付報道) 中国・広東省の地方紙「新快報」は23日、国内大手の工作機械製造企業の利益水増し疑惑を報じた記者が警察当局に身柄を拘束されたとを報じるとともに、同日付紙面のトップに「記者を返せ」という見出しで警察を批判する異例の記事を掲載した。 新快報の記事によると、今年5月27日付けで「A株、H株の上場企業である中聯重科が虚偽販売を行っていた疑いがある」と報じた記事について潜入取材を行った陳永州記者が今月18日に湖南省長沙市の警察当局に身柄を拘束された。拘束の理由は「商業上の信用名誉棄損罪の疑い」だという。 この報道をめぐって