今回、道路で立ち往生した車のために除雪車や緊急車両が通れなくなったケースが相次いだことを受けて、政府は、車を強制的に撤去できるように法整備を検討する方針です。 菅官房長官：「（移動車両の）損失補償の問題もあり、今まで手が付けられずにいたが、緊急の場合にどうするかは大きな課題で、これ以上、先送りすべきではない」 菅長官は、災害などの緊急時に道路をふさぐ車は所有者の許可がなくても破壊・撤去出来るようにし、後で所有者に損失補償が出来るよう災害対策基本法を早急に見直す方針を明らかにしました。

ロシアのプーチン政権は、参院選での与党勝利について歓迎しているとみられます。安倍政権の安定化につながり、外交交渉が政局によって翻弄（ほんろう）されるリスクが回避されると期待しています。 安倍総理大臣とプーチン大統領は、去年12月の自民党の政権復帰後、すでに2度会談し、北方領土交渉の再スタートで合意しています。日ロ外交に詳しいロシア戦略策定センターのアナトリー・コーシキン上席研究員は、ANNのインタビューに対し、「安定した長期政権が確立されれば、外交が深まり、成功を収められるチャンスも出てくるだろう」と述べ、ロシア側も歓迎していると分析しました。さらに、「日ロ間に北方領土問題以外に深刻な問題はなく、発展関係を築いていけるだろう」と話しました。北方領土交渉でも双方が主張し合うだけでなく、両国による歩み寄りが可能になるとしたうえで、プーチン大統領もそれを期待しているという見方を示しました。