高畑勲監督の14年ぶりの新作として大々的に公開された『かぐや姫の物語』は、最終的に24億7000万円の興行収入を記録し、劇場アニメとしてはなかなかの好成績を収めました。 しかし、過去のジブリ作品と比較すると(『千と千尋の神隠し』は304億円で別格としても)、宮崎吾朗監督の『ゲド戦記』が76億円、『コクリコ坂から』が43億円、『耳をすませば』のスピンオフに当たる『猫の恩返し』が65億円など、いずれも40億円以上を記録しており、24億円が決して楽観できる数字ではないことが分かります。 さらに、高畑勲監督の過去作品としては、『火垂るの墓』が6億円、『おもひでぽろぽろ』が19億円、『平成狸合戦ぽんぽこ』が27億円、『ホーホケキョ となりの山田くん』が8億円となっており、今のところ『平成狸合戦ぽんぽこ』の実績にも届いていません(数字は配給収入で、『ぽんぽこ』の場合は興収54億円ぐらいになる)。 これ
『明日、ママがいない』騒動について雑感 『明日、ママがいない』への抗議に対する日本テレビの態度は、表現の自由を守るという意味で良かった。内部的にはどうか知らんが広報的には日本テレビが責任を被っていて、製作現場を守っているのも好感持てる。養護施設側からの質問は無視しすぎだけど。 俺は攻撃的なフィクションが大好きだけど、フィクションに抗議する児童養護施設協議会の怒りも当然だと思う。関係者たちの士気やプライドを守るためには強めの行動を起こす必要があるだろう。でも放送中止要求はやりすぎ。 このドラマで問題となっている描写を「ファンタジーだから」と擁護している人が多いけど、あれがファンタジーという感覚をこのドラマの想定視聴者層全員に適用するのは無理だよ。ファンタジーだと割り切るには冷めた視点が必要で、それを持っていない視聴者は多い。これは数年前に起きたケータイ小説をリアルだと感じる世代と、ギャグだと
日本テレビが1月15日(水)に初回を放送した、芦田愛菜主演のドラマ「明日、ママがいない」に対して、児童福祉の関係者から抗議の声が上がっている。 本物の「赤ちゃんポスト」を運営している熊本市の慈恵病院が日本テレビに「放送中止」を求めている。 まず、経緯を伝えている共同通信の配信記事を見てみよう。 人権侵害”日テレにドラマ「明日、ママがいない」の中止要請(共同通信・サンケイスポーツ) 親が育てられない子どもを匿名で受け入れる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を設置する熊本市の慈恵病院は16日、日本テレビ系列で放映された児童養護施設が舞台の連続ドラマについて「養護施設の子どもや職員への誤解偏見を与え、人権侵害だ」として、放送中止を申し入れると明らかにした。 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会への審議の申し入れも検討している。 ドラマは、15日に第1回が放映された「明日、ママ
児童福祉施設での虐待、09年度59件 厚労省初集計2011年1月21日10時0分 印刷 Check 原則18歳までの子どもが家庭を離れて生活している児童福祉施設などでの虐待が後を絶たない。施設の職員らによる子どもへの虐待が2009年度に全国で59件あり、120人が被害を受けたことが厚生労働省の初めての全国集計でわかった。 施設内虐待が全国的に知られるようになったのは、福岡市の児童養護施設で職員が子どもをバットで殴ったり、骨折させたりした問題が1995年に発覚したのがきっかけ。その後、各地で事件が相次ぎ、厚労省には毎年十数件が報告されてきた。 09年の児童福祉法改正で児童福祉施設などでの虐待に通報義務が課せられた。09年度に全国の児童相談所や都道府県への虐待通報は214件あり、調査した198件のうち虐待と確認できたのが59件。虐待かどうか判断がついていないケースも18件ある。 59件の施設別
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く