一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF 国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)の合意で、国際エネルギー機関(IEA)などは、クリーンエネルギーとして再生可能エネルギーとともに、原発の推進をあげている。だが、温暖化の影響で原発リスクが増大する点を見過ごせない。 原発は操業中にCO2を排出しないことから、国際エネルギー機関(IEA)などでも再生可能エネルギー発電等と並んでクリーンエネルギー扱いにしている。実際、2030年に排出量をピークアウトする公約を掲げた中国は、再エネ事業の拡大とともに、今後5年の間、毎年6-8基の新規原発建設を続ける方針を掲げている。 しかし、原発は安全運転を持続させるためには膨大な冷却水を必要とする。このため、わが国でも、原発は海水を冷却水に利用するため沿岸部
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