民間も含め屋内での喫煙を規制する受動喫煙防止条例の制定を目指す神奈川県の松沢成文知事は13日の記者会見で、小規模飲食店やマージャン、パチンコ店などを規制の適用除外とする修正案を発表した。業界からの反発が強く、当初目指した一律全面禁煙から大きく譲歩した。 修正案では、これら店舗について努力義務を課した上で、全面禁煙に向け施行から3年後の見直し条項も設けた。松沢知事は「一歩でも進めることが重要。施設の努力を引き出しながら段階的に目標に近づいていくアプローチが必要だ」と語った。2月県議会に提案する。 【関連ニュース】 ・ 屋外喫煙小屋を設置=北海道〔地域〕 ・ 首都圏の駅、全面禁煙へ=来年4月から−JR東 ・ 飲食店の全面禁煙検討=愛煙家は猛反発−韓国 ・ 飲み屋も原則禁煙に=たばこ規制を強化−台湾 ・ オバマ氏、禁煙失敗を告白=「ホワイトハウスでは吸わない」