ピン芸人No.1を決める「R-1ぐらんぷり2009」の決勝進出者が9日、都内で発表され、映画「20世紀少年-第2章-最後の希望」などに出演している俳優・鬼頭真也(夜ふかしの会)(30)が、大会史上初めて俳優としてファイナリストとなった。演出家・河原雅彦氏らが在籍するハイレグタワー所属で、ネタは1本のみという異色キャラが、百戦錬磨のピン芸人に立ち向かう。決勝は17日。敗者復活戦(15日)を勝ち上がった2人を加えた10人で争い、優勝者には賞金500万円と副賞として車(日産セレナ)が贈られる。 ◇ ◇ R-1初の快挙が起こった。ファイナリスト経験者5人を含む実力派ピン芸人が居並ぶ中、場違いなほどおとなしい男がいた。「緊張はなかったけど、視聴者気分だった」と振り返る鬼頭は、本職が俳優だ。チョイ役ながらドラマ「時効警察」や映画「誰も知らない」などに出演してきた。 もともとお笑い好きで大学卒業