「無印良品」を展開する良品計画は15日、生活雑貨や衣料関係の値下げ商品を8月までに約470品目に拡大する方針を明らかにした。消費者に低価格志向が広がる中、同社は1月末から定番商品などで価格帯を見直し、これまでに約300品の価格を引き下げていた。今月からは夏向けの肌着類や紳士服、婦人服などを順次投入し、全体で生活雑貨が約330品、衣料品が約140品となる予定。平均の値下げ幅は15〜20%。一方、素材や機能性にこだわって開発した商品については値下げは行わず、独自性を打ち出して販売増につなげたい考え。 【関連記事】 ・ 家電・家具はまとめ買いがお得 「新生活」商戦 ・ 世界で最も愛されている書体 Helvetica ・ スーパー、居酒屋値下げラッシュ…消費低迷で競争激化 ・ 良品計画 “らしい”商品、復活のカギ ・ 流通大手に明暗くっきり 消費者戦略立て直しが急務に