プロレス界の救世主になれるか。女子プロ界のカリスマ・長与千種(53=マーベラス)が19日未明、北海道・札幌市内でケンカの仲裁に入り、男に暴行を受けていた女性を救出した。左手小指を骨折しながら、相手に一切手を出さなかった姿勢が称賛され「正義のヒロイン」として各メディアで引っ張りだこだ。“長与フィーバー”を歓迎するのが不祥事続きのマット界で、負のイメージ払拭の期待がかけられている。 札幌から帰京した長与を羽田空港で待ち受けていたのは、約50人の報道陣と300人を超える一般客だった。 キー局のテレビカメラがズラリと並び、長与自身も「何があったの?」と思わずつぶやいたほどだった。 長与によると、事件の詳細はこうだ。18日の札幌大会を終えて日付が変わった午前3時ごろ、食事後に彩羽匠(25)ら弟子たちとススキノかいわいを歩いていたところ、女性の悲鳴が立体駐車場から聞こえてきた。すぐに警察に電話をかけ現