新華網はこのほど、第2次世界大戦時における旧日本軍731部隊に人体実験の対象とされた1467人の身元が判明したと報じた。中国新聞網が伝えた。 中国731部隊罪証陳列館の金成民館長によれば、身元が判明した1467人のなかには23人の旧ソ連出身者と6名の朝鮮半島出身者が含まれていた。元731部隊の部長だった軍医の川島清少将の証言によれば、1939年から45年までの間に、年間最低でも500人の被害者が黒龍江省ハルビンの731部隊本部で人体実験の対象となっていたという。 金成民館長は、「人体実験の対象となった人びとは日本憲兵隊にソ連のスパイという名目で拘束された人びとで、おもに抗日地下情報員と中国人捕虜であった」と話した。また、報道では中国南方でも旧日本軍による細菌戦の被害者8000人あまりを確認したという。 中国での報道では、「731部隊は日本軍国主義者が第2次世界大戦時に組織した細菌戦秘密部隊