2020年6月30日にGoodpatchが上場した。 代表の土屋氏が夢見ていたひとつであり、その思いはStay Blueという言葉とともに熱く、冷静に綴られていた。 上場までのストーリーはドラマティックで、幸せ続きで築かれたわけではないだろう。色々の人たちが傷つき、救われていったのだろう。 まるでこのストーリーを見続けてような言い草だが、僕はGoodpatchの中にいるわけではない。 このストーリーの中でいうと、僕は「いなくなってどん底に落とした共同創業者」だ。 Goodpatchのひとつの大きな節目であるこのタイミングで、なんとなく過去のことを綴りたくなった。 これから書くことは、Goodpatchの話というよりは、土屋という男との単なる思い出話。今のGoodpatchのはじまり以前のこと、なぜ僕がやめたのかということ、記憶から薄れていく前に、その頃の僕の思いや、土屋もといツッチーの話を