鳥山明さんの自画像イラスト(C)バードスタジオ/集英社 【岩本哲生】世界に知られる日本のマンガ・アニメの代表作「ドラゴンボール」の展覧会と新作映画の公開を前に、作者の鳥山明さんが26日、朝日新聞の書面インタビューに回答を寄せた。メディアの質問に答えるのは極めて異例。世界でヒットした理由については「本当に僕にはなぜだかさっぱり解(わか)りません。連載中は、ただひたすら日本の少年に喜んでもらおうと描き続けていただけです」と驚いている。 ドラゴンボールは1984年から95年まで「週刊少年ジャンプ」で連載。単行本は世界で2億3千万部を発行し、テレビのアニメは40カ国以上で放送された。世界に誇る日本のポップカルチャーの代表的存在だ。 七つ集めれば願いがかなうという「ドラゴンボール」を巡り、孫悟空らが繰り広げる冒険物語。悟空らの前には次々と強敵があらわれ続け、多くの修業を重ねて激しい戦闘を繰り広