新商品開発のための会議やワークショップを繰り返し、何十枚もの付箋やワークシートに「アイデア」が立ち並び、あとは「有望なアイデア」を選び、実行するだけ!こういったアイデア発想の「収束」をさせる場面では、いわゆる「合意形成」の壁が立ちはだかります。 イノベーションプロジェクトにおける「答え」とは、客観的な基準による「正解」ではなく、あくまでチームの主観的な「納得解」です。チームにおいて「これが私たちにとっての答えである」と合意できることが、何よりも重要になります。 しかしながら、イノベーションプロジェクトにおいてチームの合意を形成することは容易ではありません。同じチームのメンバーであっても、所属する一人ひとりのメンバーの価値観は多様であり、「絶対にアイデアAがよい!」という人もいれば、「Aには違和感がある。Bのほうが良いのではないか…」という人もいれば「Bだけは絶対にイヤだ!B以外なら、Aでも