トランプ米大統領が、自身の写真を楕円形にくりぬいた「欠席シール」を各国政府や国際機関に配布していたことが、2日までにわかった。トランプ氏が「出席する意味がない」と判断した国際会合での集合写真にシールを張り付けることで、欠席でも存在感をアピールすることが狙いとみられる。 米大衆紙「ラビッシュタイムズ」が報じた。「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ氏は、支持者向けの集会には積極的に出席する一方、自分や自国が不利になる会合への出席を避ける傾向がある。 昨年、気候変動対策の枠組み「パリ協定」から離脱したトランプ氏は、6月8、9両日にカナダで開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、気候変動・環境問題に関する2日目の会合を欠席。また一部報道では「米国が搾取するように設計されている」として、世界貿易機関(WTO)からの脱退を模索していたとも伝えられている。 だが一方で、台頭する中国やロシアに対抗