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2021年9月更新 東京都立中央図書館は昭和48年(1973年)に開館し、築50年近くが経過した施設です。平成17年度、地下書庫において洋書にカビの発生が大量に認められました。すぐさまカビが発生した資料を消毒しましたが、カビの胞子は空気中に漂っているため、対症療法だけでは再発の危険性があります。そこで、全館各部署からの委員で組織される資料保存委員会を中心に、環境の改善等、予防的処置を含めた対策を行っています。 環境改善 湿度の下がる冬場に行っていた空調加湿を停止 電動書架の日常的な動かし(風入れ) 空気攪拌(くうきかくはん)のためのサーキュレーターを導入 データロガーと温湿度記録計(円盤記録紙)による温湿度管理 書庫の壁を三重壁に 空調運転の改善 産業用除湿機の設置 カビの胞子に対する対策 カビの発生が著しい洋書の薫蒸(くんじょう):平成21年度実施済 書庫内空気圧を陰圧から陽圧に 書庫出
現在位置 トップ > 政策・審議会 > 審議会情報 > 調査研究協力者会議等(その他) > カビ対策専門家会合 > 報告書-カビの発生予防と早期発見のために- 報告書-カビの発生予防と早期発見のために- 平成19年3月29日 目次 はじめに . 現状と基本的考え方 . カビ対策のために必要な方策 1. 人材の育成 2. カビ対策ネットワークの構築 (1) 「カビ対策マニュアル」の作成 (2) 「カビ対策研修会」の実施 (3) カビ対策に関する相談窓口の開設 3. カビ劣化の実態等に関する調査研究 4. カビ制御技術の一層の研究開発 (1) 有機系防カビ剤による制御 (2) 無機系抗菌剤及び光触媒による非接触型の制御 (3) 施設管理 . 今後のカビ対策に向けて 1. カビ対策ネットワークの構築に向けて 2. カビ劣化の実態等に関する調査研究の促進 3. カビ制御技術・方法の確立に向けた取組
資料に付着したカビ状の物質を消毒用エタノールで拭き取り、汚れを掃除機や刷毛で取り除く。 作業の前に (1)人体への安全を確保する カビの吸入や付着を防ぐため、作業者は必ずマスク(防塵マスクとして市販されているもの)・手袋(使い捨てタイプの薄手ビニール製)・作業着・靴カバーなどを着用する。 カビは人体にアレルギー反応やその他の健康被害を引き起こす危険性があるため、体調のすぐれない人はこの作業に従事しないようにする。 (2)資料を隔離し、作業場所を用意する カビが発生した資料は他の資料や書庫から隔離して、汚染を広げないようにする。 作業は、換気がよく、周囲に他の資料や人がいない場所で行う。エタノールは揮発性が高いので、屋内で行う場合は換気には特に気をつける必要がある。可能であれば、HEPAフィルター付きのクリーニング用の吸引装置や掃除機、空気清浄機を設置する。 天気の良い日に屋外で行ってもよい
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