▽▷△超短編!大どんでん返しExcellent▼▶︎▲ 三津田信三「四屍の如き断つもの」 2024/05/13 「この獅子神ししがみ堂に於いて、猪苅ししかり家の壽代としよ刀自が一週間前、四肢を斧で切断されて殺されました。同家の当主である――壽代刀自の長男ですね――壽男としお氏の内縁の妻に当たる志しのぶさんが血の海の中で倒れており、獅子神様の像も血塗れだった。発見者は御堂を管理している、拝み屋の和羅かずらさんでした」 怪奇幻想作家にして素人探偵でもある――本人は否定するだろうが――刀城言耶とうじょうげんやは、そう述べながら御堂の板間に集まった猪苅家の面々と、警察及び村の関係者たち全員を見渡した。 「よって志のぶさんが疑われましたが、彼女は独り息子の志郎しろう君を亡くしたあと、すっかり精神に異常を来していた。そのため警察の依頼で彼女の精神鑑定が行なわれ、とても犯行は無理だという診断が、ちゃんと
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