労働時間に関わらず賃金を一定にする、いわゆる“残業代ゼロ制度”が物議を醸しているが、新入社員は「残業」についてどのように考えているのだろうか。この春就職した新入社員に聞いたところ、最も多かったのは「手当てがもらえるからやってもよい」で、昨年の63.0%から69.4%に増え、過去最高を更新していることが、日本生産性本部の調査で分かった。 この結果について、日本生産性本部は「昨今の『ブラック企業』などの残業不払いといったニュースを見聞きしている新入社員は、残業はいとわないが、それに見合った処遇を求めている傾向がうかがえた」としている。 デートの約束があった時、残業を命じられたらどうしますか、という質問には「デートをやめて仕事をする」が81.3%だったのに対し、「断ってデートをする」(18.3%)。全体としてはプライベートな生活よりも仕事を優先する傾向がうかがえるが、この数年はややデート派が増え