ということで、水島先生の話は、本人の魅力的な人柄もあって、とても楽しかったが、では、実際のところ、その新しい料理のルールは、本当に、そんなに簡単で、そんなに美味しいのか、確かめたくなるのは人情というもの。まず、最も簡単そうな「ゆで卵」に挑戦してみた。 水島流のゆで卵の作り方は簡単。沸騰したたっぷりのお湯に、そっと卵を入れて、強火のまま、半熟なら5分、固ゆでなら9分。ゆでたら冷水で冷まして出来上がり。塩を入れることもなければ、卵を回転させることもない。 で、その通り作ってみたら、半熟は、白身はしっかり固まりながら、黄身はトロトロの仕上がりに。固ゆでも、パサパサになることなく、しっとりと美味しい固ゆでのゆで卵になった。あまりの簡単さに、ちょっと拍子抜けする。奥さんに食べてもらったら、奥さんもその出来のよさに驚いた。
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