創刊当時より、ほぼ日刊イトイ新聞にいろんなかたちで関わってくださった岩田聡さんが、7月11日、永眠されました。岩田さんがご登場くださったたくさんのコンテンツを、いま、読みたい方も多いかと思いますので、代表的なものをまとめました。ご冥福をおいのりいたします。
『新しい市場のつくりかた』、 とても面白く読ませていただきました。 最初にうちの乗組員のシノダが読んで、 「とにかくものすごく面白かった」と。 それで、ぼくや社内の他のみんなも読んで。 読ませていただいて、 三宅先生が書かれていらっしゃることと、 糸井がふだん言っている話が シンクロしていてびっくりしたんです。 「わ、こんなかたちで まとめていらっしゃる方がいるんだ」 と思って、読んだ次の日すぐに、 糸井やほかの乗組員たちにすすめたんです。 それでみんなも読んで 「たしかにつながってる。面白い」と。
震災からようやく1年が過ぎようとしていた 今年の3月5日、案内されて、 福島県の海沿いにあるいくつかの町を訪れた。 もう、4ヵ月以上が経ってしまった。 取材を終えた日、 見たこと、聞いたこと、感じたことを 大急ぎで原稿にまとめて、 一週間後にせまる「3月11日」に掲載しようと思った。 そうでもしないと書けない、と直感したからだ。 けれども、できなかった。 落ち着いてからゆっくりまとめよう、と、 ずっと思っていたけれど、 それもうまく運ばなかった。 何度も書きかけてやめた、 あの日の福島でのこと。 なんのきっかけがあるわけでもないけれど、 やっぱり書くことにする。 冒頭にそうでも書かないと、書きはじめられない。 2012年3月5日。 震災からようやく1年が過ぎようとしていたころ。 福島はまだまだ寒く、 雪ともみぞれともつかない冷たいものが 朝からずっと降っていた。 糸井重里がツイッターを通じ
とくに天皇・皇后・皇太后がお乗りになる 「お召し列車」には ・他の列車と並んで走らない ・他の列車に追い抜かれない ・立体交差において 他の列車が上を通過しない といった決まりがあるということで、 通常ダイヤの網の目を縫って 1本のお召し列車を 目的地から目的地まで「通す」ために 腕っこきのスジ屋が それ専用の特別ダイヤを引くのである‥‥ みたいなですね、 その恐ろしいまでの職人っぷりが 描かれていたんです。
就職するって、どういうこと? 働くことって、なんなんだろう? ほぼ日刊イトイ新聞では、あらためて 「就職」について考えてみることにしました。 さまざまな職業・肩書きの人たちが登場してくる、 「ほぼ日」なりの就職特集です。 『ほぼ日の就職論』という特集企画の 「まとめ」を書くことになった。 そういう立場で、 これまでのページを読み返したのだけれど、 ここに「すぐ効く処方箋」があるようには思えない。 もともとが、 職を得るためにうまく立ち回るための方法を、 否定したいと考えて、スタートした企画だ。 ただ、この連載のなかで発言してくれた人たちは、 みんな、自分のことばで、 自分の手でつかみとったことを、 飾らずに語ってくれている。 そういう意味では、どこを取っても役に立つ。 大切な糧になるような言葉が、 あちこちに落ちているとも言える。 事情やら、経緯やらを考えすぎると、 自分の歩いていく道を見
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