気象庁は1日までに、これまで大雨や暴風など災害ごとに設定されていた警報や注意報などの防災気象情報を「レベル1~5」という表現に改めることを決めた。7月31日の外部有識者会議で方針をまとめた。3年後までの運用を目指す。 有識者会議の報告書案によると、「災害発生の可能性」段階を最低のレベル1とし、数字が上がるごとに危険度が増し、「重大災害が発生し、さらに拡大する」段階を最高のレベル5とした。現在運用している注意報はレベル2、警報はレベル3に設定、30日から始まる特別警報はレベル4に当てはめる。 大雨や台風とは別に設定されている5段階表示の噴火や津波などの情報とも統一するという。現状では、警報・注意報に加え、「記録的短時間大雨情報」「土砂災害警戒情報」などの警戒情報があり、「分かりにくい」と指摘されていた。