3月8日は国際女性デー。60年以上にわたりテレビや舞台で活躍し続けてきた黒柳徹子さんは「自分は自分、人は人。人と自分を比べないで」と語ります。 ◇ 25歳から30歳ごろは一番嫌だったわね。 テレビ放送が始まった1953年、NHK専属のテレビ女優1期生になりました。とても自由な家庭と学校で育ちましたし、女優という仕事は女性にしかできないので、あまり「女だから」と制約を感じることなく生きてきましたけど、20代後半はちょっと違った。 「そういうの知ってる」と言うと、「知ったかぶり」とか「生意気」とか言われる。「知らない」って言えば「かまとと」って言われる。ほんと嫌になっちゃう。30を過ぎたら言われなくなるだろうと思って、30歳になった時は「あー、せいせいする」って思いましたね。 「男の世界だなー」 40歳になる少し前、ニュースショーの司会を頼まれました。それまでニュースショーの司会といえば男性。
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