『男子の性教育』著者・村瀬幸浩さんインタビュー(前編) 精液への不快感、見過ごされる性被害… 置き去りにされる男の性の悩み 女性の性に比べ男性の性は大雑把に扱われがちだ。「放っておいても男は勝手に学ぶ」「男だから大丈夫」「男は性被害に遭わない」――。だが、本当にそうだろうか。子どもの悩み相談電話にかかってくる性に関する相談は、圧倒的に男子児童・生徒からが多いのだという。 こんなアンケート結果もある。高校生の男女に行ったあるアンケートでは、「射精は汚らわしいもの」「射精は恥ずかしいもの」と答えた男子生徒がそれぞれ14.3%、19.5%いた。これは「月経は汚らわしいもの」「月経は恥ずかしいもの」と答えた女子生徒(4.7%、12.4%)よりも多い数字だ。 ()内は回答者数/(出典:猪瀬優理「中学生・高校生の月経観・射精観とその文化的背景」『現代社会学研究』第23巻、2010年から一部抜粋)/調査
昨日、蓮舫代表が会見した。 その模様をFacebookの中継からずっと見守っていた。Facebookの中継からだと様々なコメントを見ることができる。蓮舫代表へのコメントはヘイトスピーチとしか思えないようなものばかりで、私はそのコメントの多さに戦慄した。 こんな時に、私はあることを感じる。それは「日本国籍に帰化したとしても、私は結局、植民地の人間なんだ。」ということだ。 この記者会見が始まる前、蓮舫代表にはある程度の期待をしていた。戸籍謄本は開示しないということだったし、差別主義者の求めには応じないと声高に言っていた。だが、実際は差別主義者の求めに応じ、戸籍謄本の一部を開示し、さらに蓮舫代表自身の国籍離脱の書類までマスコミ関係者にばら撒く始末。 蓮舫はとうとう、自分自身の保身のためにしか動けなかった。はっきり言えば、国会議員として日本国憲法の理念を尊重することよりも、蓮舫と同じような立場の人
何に惹かれてネオ・ナチ運動に参加したんですか? フランク・ミーインク:帰属意識に尽きます。集団のいち員なんだ、という感覚です。 トニー・マカリア:ネオ・ナチ運動は、私を受け容れ、承認し、私に力と名声を与えてくれました。食料品店に入って、すごくお腹が空いていたら、ジャンクフードであろうと大量に買い込むでしょう。そんなイデオロギーです。社会に参加した私は、感情的に〈飢え〉ていたんです。 ネオ・ナチ運動に違和感を覚えたのはいつですか? なぜそうなったのでしょうか? フランク・ミーインク:1993年、19歳でした。単純に期待と違っただけです。〔加入してからたった4年で〕刑務所に出入りするようになるとは思ってもみませんでした。しかし、そこには、肌の色を問わず、私のような経験をしている囚人がたくさんいました。若い黒人の囚人仲間と、塀の外に置いてきたガールフレンドの話をよくていました。お互い、ガールフレ
第157回芥川賞は、この春に文學界新人賞を受賞した沼田真佑「影裏」に決定した。毎回、芥川賞選考会後には、受賞作をより積極的に推した選考委員が会見を開いて選考経過を述べるのが慣例になっているが、今回会見した高樹のぶ子委員が「大変な対立、ほとんどケンカ状態で。かなり長く選考委員をやっていますが、本当に疲れ切って……」(FNNニュース)と発言していたこともあり、どのような議論が巻き起こったのか、「文藝春秋」誌に掲載される芥川賞選評を待ち構えていた。 結果、一人の選考委員の、議論以前の選評を読んでうなだれることになった。宮本輝選考委員による、候補作の一つ、温又柔「真ん中の子どもたち」に対する選評である。台湾・台北に生まれ、3歳の頃から日本で過ごし、台湾語混じりの中国語を話す親のもとで育った著者が記した、言語の越境を問う小説。宮本は選評にこのように書いた。 ************** 「これは当事
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